家査定前の準備　売却予想金額を計算する

家査定前の準備　売却予想金額を計算する

家査定を出す前に、ご自身で
売却できるシミュレーション。
予想出来る金額を算出してみます。

まずは、
購入した時の資料を探すことから始めます。

一戸建ての場合なら、
土地の売買契約書、建物の契約書。
(建売やマンションの場合は、不動産売買契約書)
資金計画書、諸費用明細。
引越等に掛かった費用、家具等。

当時の書類から、掛かった費用を計算します。

建売でも、注文住宅の場合でも、
土地と建物は、分けて考えます。


土地の値段の予想

価格の計算をします。

これは、ざっくりとした感じで良いです。
不動産会社の担当者から、いただく資料で
客観的なアドバイスがもらえるからです。

まずは、買った時の値段からどの位変動しているかです。
時期によりますが、上がっているのか・下っているのか?
その地域の相場観は、
インターネットで物件を検索しながら確認することになります。

似たような物件があれば比較することが出来ます。


駅までの距離の比較、
土地の広さ、道路付け、接道距離。

細かく計算するのは大変なので、
買った時より、プラス◯◯◯万円。
下がっているので、マイナス◯◯◯円で良いと思います。

査定書では、坪単価×面積で算出されることが多いです。
とちが広すぎると総額が膨らみ、中古物件では、
売りにくくなる可能性があります。


建物の値段の予想

次に建物の値段の計算です。
建物評価は、構造や建てたメーカーによって変わります。

旭化成、住友林業、セキスイハイム、三井ホーム、ダイワハウス
トヨタホーム、パナホーム、積水ハウス、ミサワホーム、エス・バイ・エル

スムストック認定の１０社は独自の査定方式です。
簡単に説明すると、構造躯体は５０年、内装・設備は１５年で計算します。
詳しい説明はこちら
木造系の住宅は、２０年前後の償却すると考えて計算します。

簡易シュミレーションが出来ます⇒こちら
必要事項は、建物本体金額と建築年です。
(消費税、建物解体費用、外構工事は除く)













建物購入金額　２２００万円　完成年２００２年の場合

スムストックの査定額　８５０万～１１３９万円。(購入金額の39％～52％)
木造住宅の２０年償却　５００万～６６７万円。(購入金額の23％～30％)

右側のグラフを見ていただくと、評価額の減り方が分かります。
木造系住宅は２０年に向かって降りていく感じです。
スムストックは、１６年くらいまでは、勢い良く下がりますが、
その後の下がり方が緩やかになります。

これは、シュミレーションです。
設備やグレードによっても変わってきますので、
あくまでも目安として考えてください。

近隣事例との比較

土地と建物の評価が終わったら、
近隣の事例と比較してください。

多分近隣の事例の方が高いと思います。
査定評価額より、売り出し価格を高く出しているからです。

私が訪問査定を頂いた時の金額を
土地と併せて、３３５０万円だとすると、
売り出し価格は、３４８０万円くらいの感じです。

物件金額の３％～５％ 高く出す場合が多いようです。

売却予想金額を算出計算するメリット

希望的な数字になる可能性はありますが、
売れる金額を考えることが出来ます。

「購入者目線」

自分が、この地域で買うととしたら、
何を重視して購入するか。
どのような物件と比較するか。

スーモやアットホームに掲載された時に、
どのような印象を持つか。

ここを考える必要があります。