値引き交渉にどのように対応するか

値引き交渉にどのように対応するか

早く売りたいのか、高く売りたいのか。

1つの売り出し案件に対して、3人の関係者がいます。

売り主は、出来るだけ早く、出来るだけ高く売りたい。

買い主は、出来るだけ良い条件で購入したい。

仲介不動産会社は、出来るだけ早く売りたい。

早く売りたいと考えているのは、仲介不動産会社です。
物件金額が高くても、低くても、
手数料には大きな違いがありません。

売り主は、状況にもよりますが、
出来るだけ、高く売るために、戦略を考えて行動しています。

買い主は、出来れば指値を入れて、安く買いたいと考えてています。


内覧後、
最初のお客様から、買い付け証明をいただきました。
打ち合わせは3回目。
大幅な値引きのお願いでした。

築14~15年の案件で、
設備のメンテナンスの時期に来ています。
そのメンテナンス費用を考慮しての値引き要請。
キッチン・洗面台のリフォームも考えているので
値引き金額幅が大きくなっています。

まだ、使える設備をリフォームで新しくすると、
トータルの資金計画が大きくなり、
買い主さんだけでは、対応出来なくなってからの値引き要請です。

値引き金額250万円に対して、100万~150までは対応出来ると
回答しましたが、買い主さんからの歩み寄りはありませんでした。

夏の期間、動かなかったこともあり、
次のお客様が決まるまで、3ヶ月程空きました。

苦しい展開になりましたが、
年内は、金額変更無しで、
インターネット媒体に掲載は続けました。

10月過ぎから、2組の有望なお客様が現れて、
最終的には、値引き金額50万円で、契約することが出来ました。

値引き要請に対して、どこまで対応するのか???
売却に関しては、一番の悩みどころです。
お客様が途絶えてしまう可能性もあるので、
リスクと隣合わせの対応になります。

不動産会社の担当者と充分打ち合わせすることも大事です。

値引きの金額もある程度想定した上で、
販売を進める必要があります。

買い主様に負担していただく項目。
これからのメンテナンス費用が多く発生することから、
値引き金額は多少大きくなることは、想定していました。

エアコンの修理とフロアマニキュアの施行は
先行して行いました。
見た目をアップして、値引き額を抑える対応も必要です。


継続して、内覧希望者がいるかどうか。
案内、内覧希望がいなければ、
買い主の要望を飲んだ方が良いケースになります。
次のお客様を待てるのは、
次のお客様が見つかる可能性が高いことです。

内覧が決まらない状態であれば、
インターネット媒体ての、値引きの申請をする必要が出てきます。




コメントは下のボタンを押して別ウィンドウから投稿できます。