ai査定による家の評価

ai査定による家の評価




ご自宅の査定を検討されている皆様にとって、その評価額がどのように決まるのか、そしてどのような情報が査定に影響するのかは、非常に気になるポイントでしょう。今回は、築19年の二世帯住宅を実際に査定に出した結果を基に、査定の裏側について詳しく解説いたします。

査定結果の概要:市場価格としての評価

今回、知り合いの不動産業者の方に査定を依頼した結果、評価額は3,280万円~3,780万円となりました。その内訳は以下の通りです。

土地評価額: 2,316万円~2,574万円
建物評価額: 1,062万円~1,180万円

ここで重要なのは、この査定額が、詳細な建物の図面などを提出していない段階で算出された、あくまで市場で流通している類似物件の価格を基にした評価であるという点です。

過去の購入価格と現在の建築費から見る建物の価値

参考として、この二世帯住宅は築10年の時点で3,780万円で購入されました。当時の内訳は、土地が1,780万円、建物が2,000万円でした。

土地の評価額は、この9年間で600万円~800万円上昇しています。一方、建物の評価額は約940万円~820万円(2000万円 - 1062~1180万円)減少しました。

さらに注目すべきは、建物の建築当時の価格です。この建物は、住宅メーカーの建物であり、当時の建築費は坪単価約80万円、建物だけで4,400万円でした。現在の建築費は坪単価120万円以上に上昇しているため、同じ規模の建物を今建てようとすると、7,000万円以上の費用がかかる計算になります。

査定を依頼する際に考慮すべき点

今回の査定を通じて、査定額をより正確に把握するためには、以下の情報を不動産業者に伝えることが重要であると改めて認識しました。

建物の詳細な情報: 間取り図、建築確認済証、仕様書など、建物の詳細な情報を提供することで、より精緻な建物の評価が期待できます。

メンテナンス履歴: これまでに行ってきたメンテナンスや修繕の記録を伝えることで、建物の状態の良さをアピールできます。

リフォーム・リノベーションの状況: 実施したリフォームやリノベーションの内容とその費用を伝えることで、付加価値として評価される可能性があります。

建築時の情報: 建築時の図面や仕様書、建築費用などの情報も、建物の品質や価値を伝える上で役立ちます。

今回の査定は、あくまで概算の市場価格を示すものです。より正確な査定額を知るためには、建物の詳細な情報を伝え、複数の不動産業者に査定を依頼することが重要です。早期に正確な査定額を把握することで、今後の住まいに関する計画を具体的に立てることができ、より有利な売却活動に繋がるでしょう。

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